保育士として働くためには国家資格を取得しなければなりませんが、そのためには二つの方法があります。一つは国家試験に合格することであり、もう一つは専門学校を卒業することです。保育士の専門学校を卒業すれば、国家試験を受けなくても保育士の国家資格を取得することができます。専門学校を卒業して保育士の国家資格を取得するメリットは、何といっても国家試験を受けずに済むことです。
その分しっかりと勉強しなければなりませんが、その一つ一つが将来働くときの大きな力となってくれることでしょう。基本的に2年間で卒業することができますが、ゆっくり時間をかけながら学びたいという方のために3年のコースもあります。学校によっては幼稚園教師の資格を取得できる場合もあります。保育園と幼稚園とどちらの資格も取得しておいたほうが、将来保育園型幼稚園あるいは幼稚園型保育園で働くときには有利となるでしょう。
また専門学校では、昼間と夜間と無理なく通える時間帯のコースを選ぶことができるというメリットもあります。短大でも保育士の資格を取得することができますが、このような時間の融通をきかせることは難しいです。よりスキルアップしたいという場合は、4年生大学を卒業して資格を取得することもできます。学費と卒業までの時間はかかりますが、保育以外の知識を身につけることもできるので、万一途中で仕事を変えたくなったときに応用がきくというメリットがあります。
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